「梅雨~夏に最適な除湿器はどれ?」
「冬でも使いやすい除湿器ってあるの?」
衣類乾燥や空間の湿気を取り除くために、最適な除湿器を探している方も多いこの季節。
季節ごとの洗濯事情から最適な除湿器の選び方、本体価格・電気代・静穏性などのランキングまで分かりやすく紹介いたします。
お買い得な型落ちモデルを中心にランキングを組んでいますので、ぜひ参考にしてください。
季節ごとの洗濯事情

洗濯物の乾くスピードや洗濯物を干せる晴天日数など、さまざまな洗濯事情を季節ごとに紹介します。
外干しと室内干しで温度・蒸発速度・気化許容量が異なるため、それぞれのシチュエーションごとに分けて見ていきましょう。
外干しの洗濯事情
平均湿度 | 平均気温 | 平均水温 | 晴れ日数 | |
1月 | 45% | 6.3℃ | 8.4℃ | 23日 |
2月 | 52% | 5.9℃ | 9.5℃ | 19.3日 |
3月 | 52% | 10.4℃ | 12.5℃ | 17.8日 |
4月 | 56% | 15.0℃ | 13.5℃ | 17.3日 |
5月 | 62% | 20.3℃ | 17.1℃ | 16日 |
6月 | 75% | 23.4℃ | 20.8℃ | 10.5日 |
7月 | 74% | 26.8℃ | 22.7℃ | 12.8日 |
8月 | 74% | 27.7℃ | 26.9℃ | 16.3日 |
9月 | 68% | 23.2℃ | 24.4℃ | 12.4日 |
10月 | 67% | 19.1℃ | 18.4℃ | 14日 |
11月 | 63% | 14.2℃ | 15.1℃ | 17.3日 |
12月 | 55% | 6.7℃ | 11.4℃ | 21.7日 |
・7月や8月も湿度が高いが、気温が高いと蒸発量が増えるため乾きにくさは大幅に軽減
・12月~3月は低気温だが水温がそれを上回り低湿度でもあるため、蒸発は意外と速い
・晴れ日数は6月が圧倒的に少ない
要するに、6月の梅雨時がもっとも洗濯物が干しづらい!!!
洗濯物の乾くスピードがもっとも遅いのは2月ですが、3、4、5と順調にスピードを速まっていって6月で急ブレーキが掛かるため、特に干しづらい印象を受けるかもしれません。
気化許容量 | 晴天時の 乾くスピード | 晴れ日数 | 洗濯に適した季節 | |
1月 | 4.10g/㎥ | △ | 23日 | 〇 |
2月 | 3.48g/㎥ | × | 19.3日 | △ |
3月 | 4.92g/㎥ | △ | 17.8日 | 〇 |
4月 | 5.63g/㎥ | 〇 | 17.3日 | 〇 |
5月 | 6.59g/㎥ | ◎ | 16日 | ◎ |
6月 | 5.27g/㎥ | 〇 | 10.5日 | × |
7月 | 6.64g/㎥ | ◎ | 12.8日 | 〇 |
8月 | 6.98g/㎥ | ◎ | 16.3日 | ◎ |
9月 | 6.64g/㎥ | ◎ | 12.4日 | 〇 |
10月 | 5.38g/㎥ | 〇 | 14日 | 〇 |
11月 | 4.50g/㎥ | △ | 17.3日 | 〇 |
12月 | 3.67g/㎥ | × | 21.7日 | △ |
「気化許容量」とは空気が含むことのできる水蒸気量であり、外干しする場合は大量の空気と触れ合うため、許容量が大きければ大きいほど洗濯物がよく乾きます。
6月も気温の高さからそれなりに許容量が大きいものの、晴れの日数が少ないために洗濯に適した季節とはいえません。
じめじめした曇りの日や、湿度が90%以上になる雨の日では外に干しても少しも乾かないため、どうしても室内で干す機会が増えてしまいます。
そして室内で干す場合でも、やはり6月の梅雨時がもっとも干しづらい季節となっています。
室内干しの場合(木造・鉄骨住宅)
平均湿度 | 平均室温 木造・鉄骨 | 平均水温 | 気化速度 hPa-5乗 | |
1月 | 45% | 約10℃ | 8.4℃ | 2.34 |
2月 | 52% | 約9℃ | 9.5℃ | 2.49 |
3月 | 52% | 約16℃ | 12.5℃ | 2.19 |
4月 | 56% | 約21℃ | 13.5℃ | 0.81 |
5月 | 62% | 約23℃ | 17.1℃ | 1.03 |
6月 | 75% | 約25℃ | 20.8℃ | 0.48 |
7月 | 74% | 約26℃ | 22.7℃ | 1.26 |
8月 | 74% | 約26℃ | 26.9℃ | 4.40 |
9月 | 68% | 約22℃ | 24.4℃ | 5.21 |
10月 | 67% | 約18℃ | 18.4℃ | 3.08 |
11月 | 63% | 約14℃ | 15.1℃ | 2.97 |
12月 | 55% | 約11℃ | 11.4℃ | 2.64 |
・室温と水温の差が大きいと、熱移動に時間が掛かるため蒸発速度が遅い
・ただし一見蒸発速度が速く見える10~3月は気温が低いため、室内の空気が保有できる水分量が少なくて蒸発速度が鈍化していく
洗濯物は約60%の水分を含むため、例えば乾いた状態で2kgの衣類を洗濯すると、1.2kgの水分を蒸発させなければなりません。
外干しであれば1.2kgの水分は大気中の水分量からすれば誤差レベルですが、室内では洗濯物が触れる空気量に限りがあり、例えば6畳間では約20.469㎥しかありません。
季節ごとの湿度、気温を加味すると、6畳間で含むことのできる洗濯物の水分量は100g前後であるため、1.2kgの水分を蒸発させるには換気あるいは除湿が必須です。
気化速度 hPa-5乗 | 気化許容量 6畳間 | 乾くスピード 扇風機のみ | 乾くスピード 扇風機+換気 | |
1月 | 2.34 | 83.9g | × | △ |
2月 | 2.49 | 71.2g | × | △ |
3月 | 2.19 | 100.7g | × | △ |
4月 | 0.81 | 115.2g | × | △ |
5月 | 1.03 | 134.9g | △ | △ |
6月 | 0.48 | 107.9g | × | × |
7月 | 1.26 | 135.9g | △ | △ |
8月 | 4.40 | 142.9g | △ | ◎ |
9月 | 5.21 | 135.9g | △ | ◎ |
10月 | 3.08 | 110.1g | × | 〇 |
11月 | 2.97 | 92.1g | × | 〇 |
12月 | 2.64 | 75.1g | × | △ |
現実の建物では外気と内気は低速ながらも常に入れ替わっていき、床や天井、家具などが水分を吸収するため、洗濯物の水分もいつかは蒸発しますが、ニオイの元となる雑菌を発生を抑えるためには素早く乾燥させる必要があります。
気化許容量が大きい8、9月であれば扇風機の風を送るだけでもある程度早く乾きますが、換気扇を使用して蒸発した水分を外に逃がすと非常に効率良く乾かせます。
ただし、11月~2月は換気扇を使用して水分を外に逃がしても、換気扇はあくまでも部屋の空気の一部しか排出できないため、元々の部屋の気化許容量が少ないとスムーズに洗濯物を乾かせません。
気化許容量は室温を上げるか、水温を上げるか、部屋の湿度を下げるかしか方法がなく、現実的な手段は暖房を使って室温を上げるか除湿器を使って湿度を下げるかの2択です。
暖房 | 除湿 | |
電気代 | 高い | 安い |
体感温度 | 上がる | 下がる |
梅雨~夏 | × | ◎ |
冬 | 〇 | △ |
湿度は5%減らすごとに体感温度が1℃下がるため、梅雨~夏にかけては除湿が最適です。
冬は電気代を無視すれば暖房が最適であり、除湿は体感温度を下げてしまうため適しませんが、節電したい場合や、干す部屋と過ごす部屋が異なる場合は除湿も選択肢になります。
なお、除湿する場合に使う機械には種類があり、室温10℃でも除湿力が落ちにくいデカント式(ただし電気代が高い)と、室温10℃では除湿力が落ちるけれど20℃以上では抜群性能で省エネのコンプレッサー式があります。
それぞれの機種紹介は、室内干しの場合(鉄筋コンクリート住宅)の紹介したあとに行いますので、ぜひ参考にしてください。
室内干しの場合(鉄筋コンクリート住宅)
平均湿度 | 平均室温 鉄筋 | 平均水温 | 気化速度 hPa-5乗 | |
1月 | 45% | 約15℃ | 8.4℃ | 1.50 |
2月 | 52% | 約14℃ | 9.5℃ | 1.57 |
3月 | 52% | 約18℃ | 12.5℃ | 1.68 |
4月 | 56% | 約21℃ | 13.5℃ | 0.81 |
5月 | 62% | 約24℃ | 17.1℃ | 0.60 |
6月 | 75% | 約27℃ | 20.8℃ | -0.68 |
7月 | 74% | 約29℃ | 22.7℃ | -0.60 |
8月 | 74% | 約30℃ | 26.9℃ | 1.84 |
9月 | 68% | 約27℃ | 24.4℃ | 2.75 |
10月 | 67% | 約23℃ | 18.4℃ | 1.11 |
11月 | 63% | 約20℃ | 15.1℃ | 1.14 |
12月 | 55% | 約18℃ | 11.4℃ | 1.02 |
鉄筋コンクリート物件は木造住宅よりも気密性が高いため、より多くの熱をため込んで室温が非常に高くなります。
室温が高ければ洗濯物が速く乾くと思われがちですが、室温と水温との差が大きくなるため熱移動に時間が掛かり、乾くスピードは遅くなります。
さらに、気密性が高いと空気の入れ替えも遅いため、換気なしでは約60%の水分を含む洗濯物はほとんど乾きません(乾いた状態2kgの洗濯物で1.2kgの水分を含む)。
気化速度 hPa-5乗 | 気化許容量 6畳間 | 乾くスピード 扇風機のみ | 乾くスピード 扇風機+換気 | |
1月 | 1.50 | 83.9g | × | × |
2月 | 1.57 | 71.2g | × | × |
3月 | 1.68 | 100.7g | × | △ |
4月 | 0.81 | 115.2g | × | △ |
5月 | 0.60 | 134.9g | × | △ |
6月 | -0.68 | 107.9g | × | × |
7月 | -0.60 | 135.9g | × | △ |
8月 | 1.84 | 142.9g | △ | 〇 |
9月 | 2.75 | 135.9g | △ | 〇 |
10月 | 1.11 | 110.1g | × | △ |
11月 | 1.14 | 92.1g | × | × |
12月 | 1.02 | 75.1g | × | × |
6畳間より広い部屋で干したり、キッチンやお風呂場などの空間を加味したとしても、洗濯物から蒸発した水分が空間を行ったり来たりするだけでなかなか乾きません。
気密性が高い鉄筋コンクリートは熱が逃げなければ湿った空気も逃げないため、短時間で乾かすためには送風や換気以外の対策が必須です。
暖房を使って気化許容量を大きくするか、除湿器を使って気化許容量と気化速度を上げるかの2択ですが、暖房は電気代が高い上に梅雨~夏には不向きで、反対に除湿器は電気代が安いものの室温が低いと能力が低下する弱点があります(ヒーターを使う除湿器なら低下度合いが小さいが電気代が高い)。
ただし、鉄筋コンクリート住宅は外気が冷たい冬でも室温が高いため、1年を通して電気代が安いコンプレッサー式の除湿器を使用しても効率良く洗濯物を乾かせるでしょう。
暖房 | 除湿 デカント式 | 除湿 コンプレッサー式 | |
電気代 | 高い | 高い | 安い |
体感温度 | 上がる | 少し上がる | 下がる |
梅雨~夏 | × | × | ◎ |
冬 | 〇 | 〇 | 〇 |
冬に湿度を下げると体感温度も下がりますが、例えば1月の平均湿度45%が洗濯物の水分で60%ほどに上がるところを除湿器で40%程度まで下げるイメージなので、極端に寒さを感じるわけではありません。
加湿器を使用して普段から60%程度で過ごしている場合は、体感-4℃ほどになってしまうため寒さを感じる可能性がありますが、その間だけ厚着をするか、こたつなどエコな暖房器具を使用しましょう。
もちろん、電気代より過ごしやすい環境を優先するのであれば、エアコンなどの暖房器具の使用やデカント式の除湿器の使用も選択肢の1つです。
梅雨~夏の除湿はコンプレッサー式が最適

除湿器には主にコンプレッサー式とデカント式があり、具体的な機種を挙げて特徴を比較すると次の通りです。
コンプレッサー式 シャープ製 CV-N71-W | デカント式 パナソニック製 F-YZU60-G | |
本体価格(税込) | 20,480円 | 32,800円 |
対応空間(木造) | 8畳 | 7畳 |
洗濯2kgの乾燥時間 (室温20℃湿度60%) | 180分 | 108分(速乾) 178分(おまかせ) |
消費電力 | 190W | 460W(速乾) 290W(おまかせ) |
電気代 | 20.28円 | 29.46円(速乾) 30.61円(おまかせ) |
運転音 | 40dB | 48dB |
室内上昇温度 (6畳間) | 0.8℃/10分 | 2.0℃/10分(速乾) 1.2℃/10分(おまかせ) |
消臭機能 | プラズマクラスター搭載 | ナノイー非搭載 |
コンプレッサー式はエアコンと同じように、取り込んだ空気を極冷の冷媒に触れさせて一気に冷やして液体化させるため、電気効率が良くて部屋の温度上昇もわずかで、梅雨から夏にかけての除湿に最適です。
一方のデカント式は、取り込んだ空気をヒーターで温めたあとに冷却器で冷やして液体化させるため、電気効率が悪く室温が上昇し、梅雨から夏にかけての除湿には不向きです。
放熱するため常に温度が上がり続けるわけではありませんが、2~3時間運転すると鉄筋コンクリート洋室6畳で最大6~8℃上昇する可能性があります。
コンプレッサー式であれば室温の上昇速度と放熱がほとんど同じなので、1℃以上上がることはないでしょう。除湿力が高く体感温度が下がるため、むしろ涼しく感じるはずです。
冬の除湿はデカント式が最適とは限らない

冬の除湿は、ヒーターを使用することで除湿能力が低下しにくく、室温が上がる効果もあるデカント式が優れてはいますが、必ずしも最適とは限りません。
デカント式は電気代が高く、コンプレッサー式であっても暖房と併用する場合は除湿能力の低下度合いが小さいため、住まいの環境によって最適解が異なります。
コンプレッサー式 シャープ製 CV-N71-W | デカント式 パナソニック製 F-YZU60-G | |
価格(税込) | 20,480円 | 32,800円 |
本領発揮 | 室温27℃ 除湿力295g/時 | 室温20℃ 除湿力233g/時 |
室温20℃以上 | ★★★★★ | ★★★★ |
性能逆転温度 | 18℃ | |
室温15~18℃ | ★★★ | ★★★★ |
室温10~14℃ | ★★ | ★★★ |
室温5~9℃ | ★ | ★★ |
室温4℃ | 運転限界 | ★ |
室温1℃ | 運転不可 | 運転限界 |
電気代 | 20.28円 | 29.46円(速乾) 30.61円(おまかせ) |
室内上昇温度 (6畳間) | 0.8℃/10分 | 2.0℃/10分(速乾) 1.2℃/10分(おまかせ) |
運転2時間後の室温 (木造・鉄骨) | 最大+1℃以下 | 最大+2~4℃ |
運転2時間後の室温 (鉄筋コンクリート) | 最大+1℃以下 | 最大+6~8℃ |
消臭機能 | プラズマクラスター搭載 | ナノイー非搭載 |
室温18℃を境に除湿力が逆転するため、室温18℃以下で除湿力を求めるならデカント式が有用です。
さらにデカント式であれば室温が上がり、空気が含むことができる水分量が増えるため、洗濯物の水分が蒸発しやすくもなり効率的です。
ただし、電気代が高いため、例えば冬でも室温が高い鉄筋コンクリート住宅であれば、デカント式にこだわる必要性は小さいかもしれません。
平均室温 鉄筋コンクリート | 平均室温 木造・鉄骨 | |
1月 | 約15℃ | 約10℃ |
2月 | 約14℃ | 約9℃ |
3月 | 約18℃ | 約16℃ |
4月 | 約21℃ | 約21℃ |
5月 | 約24℃ | 約23℃ |
6月 | 約27℃ | 約25℃ |
7月 | 約29℃ | 約26℃ |
8月 | 約30℃ | 約26℃ |
9月 | 約27℃ | 約22℃ |
10月 | 約23℃ | 約18℃ |
11月 | 約20℃ | 約14℃ |
12月 | 約18℃ | 約11℃ |
鉄筋コンクリート住宅ではもっとも寒い2月でも室温が14℃ほどあるため、多少効率が落ちたとしても除湿時間を延ばせばコンプレッサー式でも十分に洗濯物を乾かせます。電気代もデカント式を超えることはおそらくないでしょう。
ただし、木造・鉄骨住宅では気温が10℃前後まで下がるため、暖房を使わない場合はコンプレッサー式では十分な除湿力が確保できません。
平均湿度 | 室温 | 空気中の水分 | 絶対湿度 | |
1月 | 45% | 約10℃ | 4.23g/㎥ | 45.0% |
1月 | 45% | +2℃ | 4.23g/㎥ | 40.0% |
1月 | 45% | +4℃ (木造限界) | 4.23g/㎥ | 35.3% |
1月 | 45% | +6℃ | 4.23g/㎥ | 31.1% |
1月 | 45% | +8℃ (鉄筋コンクリ限界) | 4.23g/㎥ | 27.7% |
デカント式であれば使用時間とともに室温が上昇し、もともと室内にあった水蒸気量を基準にした絶対湿度はどんどん下がるため、洗濯物から水分が蒸発しやすくなります。
注意点として、あくまでも6畳間ほどの限られた空間で閉め切った場合に温度が上昇するため、広い部屋だったりすき間風が少しでもあったりする場合はほとんど上昇しません。
8畳になるだけでも上昇率は半減するため、デカント式の除湿器だとしても効率よく洗濯物を乾かせるわけではありません。
実際のところ、体感温度を下げずに除湿できる程度のメリットしか得られない可能性があるため、8畳以上で使用する&体感温度を気にしないのであれば電気代の安いコンプレッサー式の除湿器で時間をかけて洗濯物を乾かす方が適当かもしれません。
- 鉄筋コンクリート住宅ならコンプレッサー式がおすすめ
- 木造・鉄骨住宅で暖房を使うならコンプレッサー式がおすすめ
- 木造・鉄骨住宅で暖房を使わず、洗濯物を干す空間が6畳以下で短時間で乾かしたい場合だけデカント式がおすすめ
なお、コンプレッサー式とデカント式の両方の機能を備えたハイブリット式の除湿器や、電気代が安い安いコンプレッサー式にヒーターを搭載させて、夏と冬で使い分けられる機種も発売されているため、迷った場合はヒーターを搭載したモデルの導入も選択肢の1つです。
除湿器のランキングと選ぶポイント

具体的に除湿器のモデルを選ぶときに助けとなるランキングと、選ぶポイントを紹介していきます。
機種紹介では性能や使い勝手に加え、どんな人におすすめかもお話するので、ぜひ参考にしてください。
すぐに知りたいランキングや項目がある場合は、クリック(タップ)すると自動スクロールで素早く移動できるのでご利用ください。
価格・電気代が安い除湿器ランキング
メーカー 型番 | 価格(税込) | 電気代 洗濯物2kg1回 | 除湿能力 | 防臭機能 |
アイリスオーヤマ DCE-6515 | 16,484円 | 推計不可 | 6.5L/1日 | – |
コロナ DC-P63A2 | 19,500円 | 18.47円 | 6.3L/1日 | – |
シャープ CV-P71-W | 19,800円 | 20.28円 | 7.1L/1日 | 〇 |
アイリスオーヤマ IJD-I50 | 20,248円 | 33.23円 | 5L/1日 | – |
シャープ CV-N71-W | 20,687円 | 20.28円 | 7.1L/1日 | 〇 |
シャープ CV-N120-W | 24,800円 | 18.07円 | 12L/1日 | 〇 |
シャープ CM-P100-W | 26,480円 | 20.64円 | 10L/1日 | 〇 |
シャープ CV-EF120-W | 26,800円 | 推計不可 | 12L/1日 | 〇 |
シャープ CM-N100-W | 30,580円 | 20.64円 | 10L/1日 | 〇 |
パナソニック F-YZUX60-N | 32,800円 | 29.78円 | 5.6L/1日 | 〇 |
パナソニック F-YZU60-G | 33,000円 | 29.46円 | 5.6L/1日 | – |
シャープ CV-N180-W | 35,800円 | 18.25円 | 18L/1日 | 〇 |
コロナ CD-H10A | 36,182円 | 18.54円 | 10L/1日 | – |
シャープ KI-ND50-W | 36,800円 | 20.49円 | 5.6L/1日 | 〇 |
シャープ CV-P120-W | 38,800円 | 18.07円 | 12L/1日 | 〇 |
シャープ KI-PD50-W | 41,403円 | 20.49円 | 5.6L/1日 | 〇 |
シャープ CV-P180-W | 43,500円 | 18.25円 | 18L/1日 | 〇 |
シャープ CV-PH140-W | 58,080円 | 26.36円 | 14L/1日 | 〇 |
パナソニック YHVX120-W | 76,700円 | 31.81円 | 10L/1日 | 〇 |
- 最安値はアイリスオーヤマ製だが、乾燥に必要な時間が非公表であり、音の大きさに関する客観的な情報もないためおすすめはしない(Amazonの口コミでは音がうるさいとの口コミあり)
- 第2位のコロナ製は電気代も安く、運転音も36dBで全機種で最小クラス。非常におすすめ
- 第3位のシャープ製は生乾きのニオイを抑える機能を搭載しているため、乾燥時間が長くなる冬でも使いやすい。コロナ製より除湿能力が10%ほど高いため、3機種の中でもっともおすすめ
安さ第6位のシャープ製のモデルは除湿能力が一気に高くなり、時短&電気代も最安となるため、予算が問題なければ全機種の中でも特におすすめです。
ただし、運転音が50dBまで上がるため、就寝中での使用には適していません。
運転音などの細かい性能を含め、第1位の機種から順にもう少し詳しく紹介していきます。
【アイリスオーヤマ DCE-6515】
・ただし、乾燥時間や運転音が非公表
・タンク容量も小さいため、3kg以上の洗濯物の湿気を回収できない
消費電力と除湿能力からすると、おそらく2kgの洗濯物を180分ほどで乾燥でき、電気代も1回18.7円ほどと予想できますが、3kgの洗濯物が含む1.8kgの水分を集めるとタンクがいっぱいになります。
冬季であれば自然乾燥する分と合わせればぎりぎり3kgの洗濯物も干せますが、梅雨から夏にかけては室内にもともとある湿気を集めるため、2kgの洗濯物しか乾かせません。
毎日洗濯して、1度に干す量が少ない方だけにおすすめできるモデルといえるでしょう。
洗濯物の重さの目安はTシャツ120g、ワイシャツやブラウス200g、バスタオル300g、ズボンやスカート400g、パジャマ上下500g程度であり、1人あたり1日約1.5kgの衣類を洗濯するといわれています。
価格(税込) | 16,484円 | 畳数(木造) | 8畳 |
消費電力 | 175W | 畳数(鉄筋) | 16畳 |
乾燥時間 | 非公表 | 除湿能力 | 6.5L/1日 |
電気代 | 推計不可 | タンク容量 | 1.8L |
運転音 | 非公表 | 除湿方式 | コンプレッサー |
防臭機能 | – | 寸法 | 29×19×47.7cm |
持ち運び | 取っ手つき | 重量 | 9.3kg |
【コロナ DC-P63A2】
・運転音がもっとも静かで、夜間でも使いやすい!
・タンク容量もたっぷり回収できる3.5L!
最安値のアイリスオーヤマ製と比較すると3千円ほど高くなりますが、静かにきちんと除湿できる性能が手に入ります。
ただし、取っ手がついていないため持ち運びはやや不便で、デザイン性も高くありません。
単純な性能だけであればもっとも優秀なモデルであり、コロナ社は1937年創業の日本の電機メーカーとして自社の国内工場で生産しています。
性能は間違いないため、コスパを優先する方にもっともおすすめのモデルとなります。
価格(税込) | 19,500円 | 畳数(木造) | 8畳 |
消費電力 | 180W | 畳数(鉄筋) | 16畳 |
乾燥時間 | 173分 | 除湿能力 | 6.3L/1日 |
電気代 | 18.47円/回 | タンク容量 | 3.5L |
運転音 | 36dB | 除湿方式 | コンプレッサー |
防臭機能 | – | 寸法 | 22×33×51.5cm |
持ち運び | – | 重量 | 7.9kg |
【シャープ CV-P71-W】
・運転音も静かで、夜間でも使いやすい!
・取っ手もついているため、持ち運びも楽!
基本性能が高い上に、生乾きのニオイを抑制するプラズマクラスターを搭載しているため、室内干しに最適な除湿器です。
梅雨から夏にかけてはもちろん、冬季に干す時間が長くなっても雑菌が増殖しにくいため、機種選びに迷ったらこのモデルを真っ先におすすめします。
ただし、タンク容量が2.5Lであるため、4kgの洗濯物の除湿が限界です。
一人暮らしの洗濯量でも週1回では4kgを超える可能性が高いため、週2回以上洗濯する方におすすめです。
週1回や洗濯や、家族と暮らしている場合は、次に紹介する4.5Lタンク搭載モデルをおすすめします。
価格(税込) | 19,800円 | 畳数(木造) | 8畳 |
消費電力 | 190W | 畳数(鉄筋) | 16畳 |
乾燥時間 | 180分 | 除湿能力 | 7.1L/1日 |
電気代 | 20.28円/回 | タンク容量 | 2.5L |
運転音 | 40dB | 除湿方式 | コンプレッサー |
防臭機能 | プラズマクラスター | 寸法 | 30×20.3×52.4cm |
持ち運び | 取っ手つき | 重量 | 9.4kg |
なお、今紹介したCV-P71-Wは2022年モデルであり、Amazonでは⇧2021年モデルの在庫が残っているため、価格が安くなっている場合はそちらもおすすめです(性能は同一。現時点では2022年モデルの方が安い)。
【シャープ CV-N120-W】
・2kgの洗濯物を100分で乾燥&電気代最安!
・キャスターがついているため、移動が非常に楽!
除湿器の中で最大となる4.5Lのタンクを搭載しているため、6~7kgの洗濯物の水分量約3.6~4.2kgを一度の運転で回収できます。
市販のホースを使えば24時間の連続排水も可能であるため、8kg以上の洗濯物を乾燥させたり、梅雨から夏に涼を取る目的でも使用できます。
洗濯物を乾かすスピードも速く、1人暮らしで週1回の洗濯で済ませたい方や、家族と暮らしていて洗濯の回数が多い方にもおすすめのモデルです。
価格(税込) | 24,800円 | 畳数(木造) | 15畳 |
消費電力 | 305W | 畳数(鉄筋) | 30畳 |
乾燥時間 | 100分 | 除湿能力 | 12L/1日 |
電気代 | 18.07円 | タンク容量 | 4.5L |
運転音 | 50dB | 除湿方式 | コンプレッサー |
防臭機能 | プラズマクラスター | 寸法 | 36×24.8×66.5cm |
持ち運び | キャスターつき | 重量 | 15.5kg |
静か・乾燥時間が短い除湿器ランキング

メーカー 型番 | 価格(税込) | 運転音 | 乾燥時間 | 電気代 洗濯物2kg1回 |
コロナ DC-P63A2 | 19,500円 | 36dB | 173分 | 18.47円 |
シャープ CV-N71-W | 19,800円 | 40dB | 180分 | 20.28円 |
シャープ CV-P71-W | 20,687円 | 40dB | 180分 | 20.28円 |
コロナ CD-H10A | 36,182円 | 41dB | 59分 | 18.54円 |
シャープ CV-EF120-W | 26,800円 | 45dB | 非公表 | 推計不可 |
パナソニック F-YZUX60-N | 32,800円 | 48dB | 108分 | 29.78円 |
パナソニック F-YZU60-G | 33,000円 | 48dB | 108分 | 29.46円 |
パナソニック YHVX120-W | 76,700円 | 49dB | 75分 | 31.81円 |
シャープ CV-N120-W | 24,800円 | 50dB | 100分 | 18.07円 |
シャープ CV-P120-W | 38,800円 | 50dB | 100分 | 18.07円 |
シャープ KI-ND50-W | 36,800円 | 51dB | 165分 | 20.49円 |
シャープ KI-PD50-W | 41,403円 | 51dB | 165分 | 20.49円 |
シャープ CV-N180-W | 35,800円 | 52dB | 80分 | 18.25円 |
シャープ CV-P180-W | 43,500円 | 52dB | 80分 | 18.25円 |
シャープ CM-P100-W | 26,480円 | 54dB | 120分 | 20.64円 |
シャープ CM-N100-W | 30,580円 | 54dB | 120分 | 20.64円 |
シャープ CV-PH140-W | 58,080円 | 非公表 | 64分 | 26.36円 |
アイリスオーヤマ IJD-I50 | 20,248円 | 非公表 | 95分 | 33.23円 |
アイリスオーヤマ DCE-6515 | 16,484円 | 非公表 | 非公表 | 推計不可 |
- 運転音がもっとも静かなコロナ製は、本体価格も電気代も安くておすすめ
- 第2と3位のシャープ製も、消臭効果のあるプラズマクラスターを搭載していてデザイン性もあるためおすすめ(両モデルは発売年が違うだけで同性能)
- 第4位のコロナ製はコンプレッサー式+ヒーター搭載で最速乾燥モデル。ヒーターを使わない運転もできるため、梅雨~夏でも暑くなりません(乾燥時間は延びる)
第1位のコロナ製や、第2~3位のシャープ製は詳細をお話済みですが、気になる方はメーカー名をクリック(タップ)すると自動スクロールで素早く移動できますので、ぜひご利用ください。
ここでは第4位のコロナ製のモデルを詳しくお話いたします。
【コロナ CD-H10A】
・一気に洗濯物を乾かすため、ヒーター搭載でも省エネ!
・キャスターがついているため、移動が非常に楽!
本体価格がやや高く、搭載ヒーターを使うと室温を2~4℃上げてしまいますが、ヒーターオフでの衣類乾燥も可能であるため、1年を通して使っていける希少なモデルです。
ただし、ヒーターを使わないモードでの消費電力や乾燥時間が公表されていません。
衣類乾燥でヒーターを使わない「夜干し」モードでは風量を下げて運転音が36dBまで落ちるため、乾燥時間は3時間を超えると予想されます(ヒーターオフなので電気代は安い)。
それでも国産がウリでもあるコロナ社の除湿器であれば梅雨~夏でも十分使っていける上に、冬季であってもデカント式と同等の除湿力が期待できる上に電気代が安いため、速乾性と低騒音を実現した通年モデルとして非常におすすめです。
価格(税込) | 36,182円 | 畳数(木造) | 13畳 |
消費電力 | 530W | 畳数(鉄筋) | 25畳 |
乾燥時間 | 59分 | 除湿能力 | 10L/1日 |
電気代 | 18.54円/回 | タンク容量 | 4.5L |
運転音 | 41dB | 除湿方式 | コンプレッサー |
防臭機能 | – | 寸法 | 36.5×20.2×57cm |
持ち運び | キャスターつき | 重量 | 12kg |
加湿・空気清浄機能付きの除湿器
【シャープ KI-ND50-W】
・プラズマクラスター搭載で、生乾きのニオイ&カビ菌の増殖を抑制!
・PM2.5も99%キャッチできる集じん性能!
除湿機能だけでなく加湿と空気清浄機能を備えているため、室内に置く機械を少なくでき、非常に便利です。
トレーは除湿と加湿で別々についているため、清潔さを保ったまま加湿でき、加湿能力は最大400ml/時で木造6畳(鉄筋13畳)に対応し、空気清浄は木造8畳(鉄筋19畳)まで対応しています。
トレー容量が2Lなので、大量の洗濯物を乾かすことには不向きで、1人暮らしで週2回以上洗濯する方に向けた除湿器となっています。
価格(税込) | 36,800円 | 畳数(木造) | 7畳 |
消費電力 | 210W | 畳数(鉄筋) | 14畳 |
乾燥時間 | 165分 | 除湿能力 | 5.6L/1日 |
電気代 | 20.49円/回 | タンク容量 | 2L |
運転音 | 51dB | 除湿方式 | コンプレッサー |
防臭機能 | プラズマクラスター | 寸法 | 35×28.5×65.6cm |
持ち運び | 取っ手つき | 重量 | 13kg |
梅雨~夏で涼を取る目的に適した除湿器
メーカー 型番 | 価格(税込) | 除湿力 | 畳数 (木造/鉄筋) | タンク容量 |
シャープ CV-N180-W | 35,800円 | 18L/1日 | 20/45畳 | 4.5L |
シャープ CV-P180-W | 43,500円 | 18L/1日 | 20/45畳 | 4.5L |
シャープ CV-PH140-W | 58,080円 | 14L/1日 | 16/33畳 | 3.6L |
シャープ CV-EF120-W | 26,800円 | 12L/1日 | 15/30畳 | 3.1L |
シャープ CV-N120-W | 24,800円 | 12L/1日 | 15/30畳 | 4.5L |
シャープ CV-P120-W | 38,800円 | 12L/1日 | 15/30畳 | 4.5L |
湿度を5%下げると体感温度が1℃下がるため、梅雨~夏にかけて75%程度の湿度を55%まで下げるとエアコンなしでもある程度涼しく過ごせます。
除湿力18L/1日のモデルは毎時750gの除湿があり、12L/1日でも毎時500gの水蒸気を除去できるため、閉め切った部屋であれば湿度を十分に下げられます。
平均湿度 | 6畳間の湿気 | 8畳間の湿気 | 12畳間の湿気 | |
6月 | 75% | 323.6g | 431.5g | 647.2g |
7月 | 74% | 386.5g | 515.3g | 773.0g |
8月 | 74% | 406.7g | 542.3g | 813.4g |
9月 | 68% | 290.1g | 386.8g | 580.2g |
ただし、以下の点に注意しましょう。
- 空間除湿の自動モードでは、湿度55%を維持する
- 自動運転でなければ保護機能が働く湿度を30%まで下げられるが、50%以下は花粉やウィルスが浮遊しやすくなり、粘膜の耐性も弱くなる
- 湿気を集めるタンクは最大でも4.5L
- 連続排水はお風呂場などにホースを延ばす必要がある(ホースは別売)
- あくまでも体感温度を下げるだけであり、750g/時の除湿力を維持すると電力を385W使用し、部屋の温度が上がる(電気代もエアコンより高い)
エアコンがない部屋で涼を取るのであれば、除湿器の使用も選択肢の1つですが、体感温度は風を浴びることでも下げられます。
- 風速1mごとに体感温度を1℃下げられる
- 扇風機を使えば強・運転で風速3mほどまで出せる(電気代も安い)
- 除湿器の風は風速0.3~1.0mであり、向きが上向きなので人が涼むには不向き
サーキュレーター搭載扇風機であれば、風速7mで消費電力24Wのモデルもあるため、涼を取る目的であれば除湿器よりも扇風機を新調した方が良いかもしれません。
もちろん、除湿器で湿度を下げつつ扇風機を使用すれば、ムリせず体感温度を下げられるため、お部屋の広さに合わせた加湿器を導入するとムダな電気を使わずに済むでしょう。
メーカー 型番 | 価格(税込) | 畳数 (木造/鉄筋) | 電気代 1時間あたり | タンク容量 |
シャープ KI-ND50-W | 36,800円 | 7/14畳 | 7.47円 | 2L |
アイリスオーヤマ DCE-6515 | 16,484円 | 8/16畳 | 6.23円 | 1.8L |
コロナ DC-P63A2 | 19,500円 | 8/16畳 | 6.40円 | 3.5L |
シャープ CV-P71-W | 19,800円 | 8/16畳 | 6.76円 | 2.5L |
シャープ CM-P100-W | 26,480円 | 11/25畳 | 10.32円 | 2.5L |
シャープ CV-N120-W | 24,800円 | 15/30畳 | 10.85円 | 4.5L |
シャープ CV-N180-W | 35,800円 | 20/45畳 | 13.70円 | 4.5L |
それぞれのメーカー/型番をクリック(タップ)すると商品の紹介場所まで自動スクロールで移動できます。
未紹介の2モデルのみ、⇩で詳しく紹介いたします。
【シャープ CM-P100-W】
・プラズマクラスター搭載で、生乾きのニオイ&カビ菌の増殖を抑制!
・PM2.5も99%キャッチできる集じん性能!
タンクが2.5Lとやや小さいため、一度に乾かせる洗濯物は3~4kgが目安です。
梅雨時の13畳の湿気を75%から55%に減らすためには、約187gの湿気を除去すれば良いため、密閉状態であれば2.5Lのタンクでもある程度の時間を維持できますが、空気の入れ替わりや人の肌から出る水分だけでも1日1回はタンクを空にする必要があるでしょう。
木造13畳の空間用としてこのモデルを購入するなら、次に紹介する15畳用でタンク容量4.5LのCV-N120-Wの方が利便性が高くておすすめです。
価格(税込) | 26,840円 | 畳数(木造) | 13畳 |
消費電力 | 290W | 畳数(鉄筋) | 25畳 |
乾燥時間 | 120分 | 除湿能力 | 10/1日 |
電気代 | 1時間10.32円 | タンク容量 | 2.5L |
運転音 | 54dB | 除湿方式 | コンプレッサー |
防臭機能 | プラズマクラスター | 寸法 | 31.5×23.5×57.5cm |
持ち運び | キャスターつき | 重量 | 12.5kg |
【シャープ CV-N180-W】
部屋の広さも木造20畳、鉄筋45畳まで対応!
・洗濯物2kgが80分で乾く!
・プラズマクラスター搭載で、生乾きのニオイ&カビ菌の増殖を抑制!
・PM2.5も99%キャッチできる集じん性能!
空気を吸い込む力がもっとも強いため、どの加湿器よりも広い空間を除湿できます。
その分、運転音が52dBとやや大きくなりますが、広いリビングに置くのであれば気にならないでしょう。
タンク容量も大きく、市販のホースを使えば連続排水も可能であるため、広い部屋を全力で除湿したい方にもっともおすすめのモデルです。
価格(税込) | 35,800円 | 畳数(木造) | 20畳 |
消費電力 | 385W | 畳数(鉄筋) | 45畳 |
乾燥時間 | 80分 | 除湿能力 | 18/1日 |
電気代 | 1時間13.70円 | タンク容量 | 4.5L |
運転音 | 52dB | 除湿方式 | コンプレッサー |
防臭機能 | プラズマクラスター | 寸法 | 35.9×24.8×66.5cm |
持ち運び | キャスターつき | 重量 | 16.5kg |
除湿器でよくある質問
一人暮らし用でおしゃれな除湿器は?
流線形ボディが特徴的なスイス生まれの加湿器が非常におしゃれです。
ただし、衣類乾燥用ではなく、室内の湿度を40~60%に保つための機械です。
洗濯用の送風能力がないため、仮に室内干しすると洗濯物の乾くスピードはほとんど速くなりません。
それでも、扇風機で空気を循環させるのであれば、2kgの洗濯物を3~4時間で乾燥させられるでしょう(室温20℃以上の場合)。
価格(税込) | 24,300円 | 畳数(木造) | 7畳 |
消費電力 | 非公表 | 畳数(鉄筋) | 13畳 |
乾燥時間 | 衣類乾燥非対応 | 除湿能力 | 5.5L/1日 |
電気代 | 推計不可 | タンク容量 | 2.1L |
運転音 | 42dB | 除湿方式 | コンプレッサー |
防臭機能 | – | 寸法 | 30.5×21.6×51.6cm |
持ち運び | – | 重量 | 11.4kg |
一人暮らしで除湿器は必要?
除湿器は1人暮らしでも家族と暮らしていても便利ですが、1人暮らしの場合は物を置くスペースに限りがあります。
除湿はエアコンでも可能であるため(電気代は高い)、外干しがメインであればエアコンで十分でしょう。
ただし、室内干しがメインであれば除湿器の方が省エネで除湿力も高いため、置くスペースが確保できるなら導入しましょう。
加湿器や空気清浄機の導入にも関心がある場合は、それらの機能も搭載した加湿を選ぶと、余計なスペースを使わずに済むのでおすすめです。
詳しい紹介はこちら(クリックorタップで紹介ページまで自動スクロール⇧)
除湿器でおすすめのメーカーは?
創業 | おすすめ | ||
シャープ | 1912年 | ◎ | もっとも売れているメーカー 除湿力が高く、室内干しに最適な防臭機能を搭載 |
パナソニック | 1918年 | △ | 性能は高く、防臭機能も搭載しているがシャープより高い |
コロナ | 1937年 | ◎ | 省エネ性能、静穏性がもっとも優れている ただし、機能性を優先しているため、デザイン性はやや劣る |
アイリスオーヤマ | 1958年 | △ | 価格が非常に安いが、消費電力や乾燥時間などの公表データが少なく、性能で選ぶメーカーではない |
メーカーで機種を選ぶのであれば、まずはシャープとコロナ社がおすすめです。
低価格と静穏性ならコロナ社が勝り、除湿力と防臭機能とデザイン性はシャープが勝るでしょう。
除湿器でおすすめのハイブリット式は?
ハイブリット式の中でもっとも安いため紹介していますが、省エネ性能は高くありません。
今は省エネのコンプレッサー式でヒーターを搭載したモデルが発売されているため、冬でも除湿力が低下しづらいモデルを探している場合は、コロナ社製のCD-H10Aがおすすめです。
CD-H10Aは本体価格は36,182円で、2kgの洗濯物を乾かす電気代も18.54円と非常に安くなります。
くわしくはこちらで紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください(クリックorタップすると自動スクロールで移動できます)。
価格(税込) | 58,080円 | 畳数(木造) | 16畳 |
消費電力 | 非公表 | 畳数(鉄筋) | 33畳 |
乾燥時間 | 64分 | 除湿能力 | 14L/1日 |
電気代 | 26.36円/回 | タンク容量 | 3.6L |
運転音 | 42dB | 除湿方式 | ハイブリット |
防臭機能 | 〇 | 寸法 | 37×23.5×64.5cm |
持ち運び | キャスターつき | 重量 | 15kg |
寝室用で、静かで暑くならない除湿器は?
コロナ社製のDC-P63A2が運転音36dBの最小クラスで、消費電力も180Wともっとも少ないため部屋が暑くなるリスクを最小限にできます。
詳しくはこちらのページで紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
価格(税込) | 19,500円 | 畳数(木造) | 8畳 |
消費電力 | 180W | 畳数(鉄筋) | 16畳 |
乾燥時間 | 173分 | 除湿能力 | 6.3L/1日 |
電気代 | 18.47円/回 | タンク容量 | 3.5L |
運転音 | 36dB | 除湿方式 | コンプレッサー |
防臭機能 | – | 寸法 | 22×33×51.5cm |
持ち運び | – | 重量 | 7.9kg |
除湿器の寿命は?
除湿器は標準使用期間にかんする共通規格が存在しないため、どのメーカーも使用の目安を公開していません。
ただし、コンプレッサー式はエアコンと同じ仕組みと冷媒を使用しているため、年間2,191時間の使用で10年ほど使用できるかもしれません(1日8時間の使用で年間273日)。
除湿器で年間2,191時間も使用しない場合でも、10年経過すると冷媒効率が落ちるため、電気代が上がる恐れがあります。
また、デカント式は冷蔵庫のようにヒーターと熱交換器を搭載しています。
基本的に除湿器は24時間の連続運転をしないため、熱交換器は冷蔵庫より長くもつ可能性がありますが、ヒーターの出力はデカント式の方が圧倒的に高いため、使用時間や回数に関わらず10年もてば良い方かもしれません。
小型・コンパクトな除湿器は?
メーカー 型番 | 価格(税込) | 体積 | 寸法 |
アイリスオーヤマ DCE-6515 | 16,484円 | 26,282㎤ | 幅29×奥19×高47.7 |
パナソニック F-YZUX60-N | 32,800円 | 29,167㎤ | 幅17.8×奥35.7×高45.9 |
シャープ CV-P71-W | 19,800円 | 32,230㎤ | 幅30.3×奥20.3×高52.4 |
シャープ CV-N71-W | 20,687円 | 32,230㎤ | 幅30.3×奥20.3×高52.4 |
コロナ DC-P63A2 | 19,500円 | 37,389㎤ | 幅22×奥33×高51.5 |
コロナ CD-H10A | 36,182円 | 42,026㎤ | 幅36.5×奥20.2×高57 |
シャープ CM-P100-W | 26,480円 | 42,564㎤ | 幅31.5×奥23.5×高57.5 |
シャープ CV-NH140-W | 46,800円 | 55,324㎤ | 幅36.5×奥23.5×高64.5 |
シャープ CV-N120-W | 24,800円 | 59,206㎤ | 幅35.9×奥24.8×高66.5 |
もっともコンパクトなアイリスオーヤマ製を始め、性能や使い勝手を詳しく知りたい場合は、メーカー/型番をクリック(タップ)すると自動スクロールで紹介ページまで移動できるのご利用ください。