動画視聴やゲームが快適なタブレットや、お風呂で使える防水機能を備えたモデルをまとめて紹介いたします!
選ぶ上でポイントなる要素や、具体的な人気機種も分かりやすくお話するので、ぜひ参考にしてみてください!
最重要ポイントは『バッテリー容量』

あまり知られていませんが、タブレットはスマートフォン『4台分』のバッテリーを消費して画面を明るくしています。
- 10インチのタブレットは5インチのスマートフォン4台分の画面サイズ
- 4台分の画面を明るくするために、4台分のバックライトを搭載して点灯させる必要がある
6.4インチのスマートフォンを基準にした場合でも約2.4倍の画面領域=約2.4倍のバックライト数となります。
あくまでも画面を点灯させる際に消費するバッテリーの話なので、OS駆動や動画処理などに関する消費量が増える訳ではありません。明るさもスマートフォンより暗くして使うなら消費量を抑えることもできます。
それでも、バックライトは動画処理に匹敵するほど多くのバッテリーを消費します。暗くして消費を抑えても動画も文章も見づらいので、タブレット選びにおいては『バッテリー容量』がもっとも重要と言えます。
具体的な容量と基本スペック

YouTubeなどの動画視聴でもゲームでも、最低限欲しいスペックは次の通りです。
解像度(8インチ) | HD(1280×800) |
解像度(10インチ) | フルHD(1920×1080) |
CPU | 8コア(オクタコア) |
メモリ(RAM) | 4GB |
バッテリー | 6000mAh |
無線接続 | Wi-Fi/Bluetooth |
【解像度】
画面が大きいほど映像は引き延ばされて粗くなるので、10インチであればフルHDがおすすめ。フルHD以上の機種もあるが、高解像度ほど高度な処理が必要となりバッテリー消費は増える。
【CPU】
動作スピードに直結する大事な要素。だが最近のモデルは8コアが当たり前のように搭載されているので深く考える必要はない。ゲームのヘビーユーザーだけは8コアの中でも動作が速いものを選ぶと良いが、ゲームはCPUよりGPUの方が大事(後述)。
【メモリ(RAM)】
CPUと同様で動作スピードに直結。4GBを基準に快適さを求めるなら8GBを、価格を抑えるなら3GBも選択肢になるが、5年以上長く使っていくなら8GB推奨。
【バッテリー】
スマホでも4000mAh以上が今の標準装備。動画もゲームも使わずネット検索だけだとしても、タブレットは1.5倍以上(6000mAh)欲しい。明るさを落として使う場合でも充電回数が減り、長持ちする。
【Wi-Fi/Bluetooth】
どの機種でもほぼ100%搭載されている。Bluetoothのバージョンが5.0以上だと、イヤホンなどを使う際にバッテリー消費を抑えられる。
+アルファで欲しい機能

【GPU】
CPUに似ているが、グラフィック処理を専門に担当するプロセッサがGPU。どんなタブレットでも搭載されているが(CPUと一体型)、独立型が組み込まれていると動画処理性能が格段にUPする(価格は5万円以上)。
【防水】
キッチンやお風呂、アウトドアで使うならぜひ欲しい機能。生活防水ならほとんどのタブレットでも備えているが、ガッツリ濡れても平気なモデルは少ない。
目的別のおすすめタブレット
YouTubeなどの動画視聴
コスパ重視モデル(スペック〇価格◎会社△)
☆バッテリーも6000mAh!
☆スピーカーが1か所でなく左右に分かれていて、少しだけ音が良い!
☆SIMスロットがあり、屋外で通信することも可能!
製造メーカーの「ALLDUCUBE」は中国の会社であり、国内で商品を展開し始めたばかりですが、日本語の公式サイトも開設されているので、ある程度は信用できます。
ただし、Amazonなどに掲載されている商品情報は寸法などの誤表記があり、公式サイトも2023年製のこのタブレットは日本語の公式サイトには商品が未掲載。英語版の公式サイトでしかスペックを確認できません。
コスパ優先でタブレットを選びたい方は、⇩表や英語版の公式サイトを参考にしてください。
画面サイズ | 10.4インチ |
解像度 | フルHD+(1920×1200) |
バッテリー | 6000mAh |
CPU | 8コア |
メモリ(RAM) | 4GB |
容量 | 64GB |
カメラ(アウト/イン) | 800万画素/500万画素 |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
寸法 | 24.67×15.65×0.82cm |
重量 | 475g |
Fireタブレット(スペック△価格◎会社◎)
※OSがAndroidでなくAmazonオリジナルなので、GoogleのPlay Storeからゲームをダウンロードできません。YouTubeやNetflix、プライムビデオなどの動画視聴を目的に使用するタブレットになります。
Amazonは利益をガッツリ出す会社なので、バッテリーは小さく、RAMも小さく、Bluetoothのバージョンもおそらく古いです。個人的は2~3年で買い替え衝動が起こります。
それでも壊れる訳ではなく、何より信用度が抜群。利益を出すのも会社としては当然のこと。
ゲームをすることがなければ、もっともおすすめのお買い得タブレットとなります。
画面サイズ | 10.1インチ |
解像度 | フルHD(1920×1080) |
バッテリー | 数値非公表(読書など含め最大12時間) |
CPU | 8コア |
メモリ(RAM) | 3GB |
容量 | 32GBと64GBを選択 |
カメラ(アウト/イン) | 500万画素/200万画素 |
Bluetoothバージョン | 非公表 |
寸法 | 24.7×16.6×0.92cm |
重量 | 465g |
高性能モデル(スペック◎価格△会社△)
☆タッチレスポンスが早い!
☆4スピーカー搭載で音がちょっと良い!
☆画面分割に対応&分割しても動作が遅くならないだけの性能がある!
☆ソニー製のカメラ(イメージセンサー)搭載!
ソニー製のイメージセンサーはどのメーカーも採用しているのでそれほど珍しい訳ではありませんが、安く作る会社はそれすら省きます。
「TECLAST」は中国の会社であり、日本語の公式サイトは90%が英語であり、仕様表もHTMLコードの確認を怠っていてソースコードが丸見えの状態ですが、製品自体は良いです。
動画視聴を主な目的として使うタブレットであれば最高クラスの性能。もちろんiPadなど、より高性能なモデルはありますが、動画視聴でそこまでの性能は必要ありません。3万円前後で購入できる点からしても、こちらの「T50」がおすすめとなります。
画面サイズ | 11インチ |
解像度 | フルHD+(1920×1200) |
バッテリー | 7500mAh |
CPU | 8コア |
メモリ(RAM) | 8GB |
容量 | 128GB |
カメラ(アウト/イン) | 2000万画素/800万画素 |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
寸法 | 26×16.4×0.97cm |
重量 | 510g |
20000mAhのバッテリー搭載&防水モデル(スペック◎価格△会社△)
☆防水(IP68)を備え、30分以上水に沈めても大丈夫!
バッテリーと防水性能を特にこだわったモデルです。
ただし、Bluetoothのバージョンが古く、スピーカーも内部に組み込まれていて音がこもりやすいため、音質面は他のタブレットに劣ります。
OUKITELはスマートフォンでも人気の中国メーカーなのである程度信用できますが、あくまでも大容量バッテリーと防水性能が欲しい方だけにおすすめいたします(※ただし、ものすごく重い)。
画面サイズ | 10.1インチ |
解像度 | フルHD+(1920×1200) |
バッテリー | 20000mAh |
CPU | 8コア |
メモリ(RAM) | 8GB |
容量 | 128GB |
カメラ(アウト/イン) | 1600万画素/1600万画素 |
Bluetoothバージョン | 4.2 |
寸法 | 24.91×16.78×1.73cm |
重量 | 1030g |
ゲームが快適なタブレット
ゲーミングタブレットとしては低価格なモデル(スペック〇価格◎会社〇)
☆大容量7500mAhバッテリー搭載!
☆JBL製の4スピーカー搭載で音が良い!
グラフィックが綺麗なゲームも、レスポンスが求められるFPSや格闘ゲームも快適操作!2D表示のゲームであっても表示速度が別物!しかも5万円台で買える高コスパ!会社もパソコンで有名なLenovo!
これ以上に高性能なモデルは「120Hz表示」「有機ELパネル」「4Kパネル」を備えた10万円以上のAndroidタブレットか、iPadくらいです。
価格を抑えて高性能なモデルが欲しい場合はLenovo製のこのタブレットがもっともおすすめです。
画面サイズ | 11インチ |
解像度 | フルHD+(2000×1200) |
バッテリー | 7500mAh |
CPU | 8コア |
メモリ(RAM) | 8GB |
容量 | 256GB |
カメラ(アウト/イン) | 800万画素/800万画素 |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
寸法 | 25.68×16.9×0.79~0.83cm |
重量 | 650g |
超高性能Androidタブレット(スペック◎価格×会社〇)
☆120Hz表示でアクションゲームも快適表示!
☆タッチレスポンスもリアルタイムを追及!
☆有機ELディスプレイで鮮明な色とメリハリある明暗表現!
☆フルHDの2倍以上の解像度で細部まで美しい!
ゲームがどこまでも快適なタブレット。
ただし、上記おすすめポイントは全てバッテリーを大きく消費します。10090mAhでは「インターネット(Wi-Fi)使用時間」が最大で8時間です。ゲームプレイにおける時間は公表されていませんが、8時間より短いと考えた方が無難です。
こまめに充電しながら使用すれば問題ありませんが、休日まるまる使ってゲームしたい場合には、iPadの方がバッテリーもちが良くておすすめです。
画面サイズ | 12.4インチ |
解像度 | フルHD+++(2800×1752) |
バッテリー | 10090mAh |
CPU | 8コア |
メモリ(RAM) | 8GB |
容量 | 128GB |
カメラ(アウト/イン) | 1300万画素/1200万画素 |
Bluetoothバージョン | 5.2 |
寸法 | 28.5×18.5×0.57cm |
重量 | 567g |
iPad Pro(スペック◎価格×会社◎)
公表されているスペックは少ないですが、処理速度が化け物です。4K動画の編集すらできるレベルです。画質、耐久性も申し分なし。
弱点はスピーカーとバッテリー。スピーカーはBluetoothイヤホンを使うなどして対応可能で、バッテリーについても、iOSはシステム効率がAndroidより優れているので、Androidユーザーが乗り換えると相当長持ちするように感じます。
価格は10万円を超えるものの、毎日使うなら価値あり。価格に目をつむれば、本当は1番おすすめしたいモデルです。
画面サイズ | 11インチ |
解像度 | フルHD++(2388×1668) |
バッテリー | 非公表(ビデオ再生最大10時間) |
CPU | 8コア |
メモリ(RAM) | 8GB |
容量 | 128GB |
カメラ(アウト/イン) | 1200万画素/1000万画素 |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
寸法 | 24.76×17.85×0.59cm |
重量 | 466g |
防水タブレット
コスパ重視モデル(スペック△価格◎会社△)
☆お風呂で使いやすい8インチ!
☆バッテリーはやや小さいものの、8インチであれば十分長くもつ!
防水タブレットは機種が少ない上に、気密性を高めるためにどうしても重たくなります。10インチだと1000gクラスになるため、お風呂で使うなら8インチがおすすめ。
なお、防水性能は常温の真水で耐えられる目安です。海水は×。お風呂のお湯も、40℃を超えていようが浸水はしませんが、あまりに熱いと画面が歪みます。内部温度が上昇した場合もオーバーヒートして動かなくなってしまうので、あくまでも湯船に落としても大丈夫というスタイルで使いましょう。
岩塩系の入浴剤を使っている場合は、湯舟に落とした落としていないに関わらず、入浴後に本体を水道水で軽く洗い流しましょう。
画面サイズ | 8インチ |
解像度 | HD(1280×800) |
バッテリー | 5150mAh |
CPU | 8コア |
メモリ(RAM) | 4GB |
容量 | 64GB |
カメラ(アウト/イン) | 1600万画素/800万画素 |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
寸法 | 20.9×13.66×1.4cm |
重量 | 538g |
どうしても10インチが欲しい場合(スペック◎価格△会社△)
☆防水(IP68)を備え、30分以上水に沈めても大丈夫!
※動画用として紹介したモデルと同じタブレットです。
バッテリーと防水性能を特にこだわったモデル。
ただし、1030gもあるので、お風呂で「置いて使う」場合のみおすすめです。⇩お風呂用のテーブルを使うと便利。
画面サイズ | 10.1インチ |
解像度 | フルHD+(1920×1200) |
バッテリー | 20000mAh |
CPU | 8コア |
メモリ(RAM) | 8GB |
容量 | 128GB |
カメラ(アウト/イン) | 1600万画素/1600万画素 |
Bluetoothバージョン | 4.2 |
寸法 | 24.91×16.78×1.73cm |
重量 | 1030g |